まぁ結論から言ってしまえば、
すっげぇ馬鹿馬鹿しくて面白かった。この一言に尽きますね。
何せ10/6、7の分しかチケット取ってなかったのに、
無理矢理スケジュールを変更して当日券で10/8の千秋楽まで観に行っちゃったくらいですから。(マテコラ
だがこの3連休を舞台に注ぎ込んだ甲斐があったと思っているので後悔はしていない。
ここからは詳細な感想なのですが、今回はちょっと趣向を変えて舞台の大まかな流れや剛志さんブログのようなキャストごとの役どころなぞを書いてみようかと。
ではでは、拙い文章ではありますが会場の雰囲気を感じていただければ幸いです。
・舞台構成:
大まかには「ショートコント・人物紹介編」→「座長によるミニライブ&漫才ショー」→「ショートコント・学園ドラマ編」→「学園祭・ミュージカル編」という、ごった煮も良いところの内容でした。
さらに要所要所に分かる人にしか分からないネタ(大豪院邪鬼の男塾ネタなど)を仕込んでたりと、良くも悪くも100%濃縮還元の「小山剛志ワールド」と呼ぶに相応しいというのが率直な感想です。
まぁ
好き勝手やり放題なのを「剛志さんらしい」と言ってしまえばそれまでなんですが。(笑
・番外編・開演前のアナウンス:
開演前には剛志さんと、スペシャルゲストである柚木涼香さんとの掛け合いによる公演中の注意事項などがアナウンスされました。
相変わらずこの2人の掛け合いは元ネタ分からん人置いてけぼりだったなぁ。(鍋パーティーの話とか、バナナとマンゴーはおやつに含まれるのか、とか)
うたらじ知らない人にはツライんじゃないか?とか心配しながら聞いてたよ。(笑
・名塚佳織さん:
一見お固く真面目なキャラクター、でも実は踊ることが大好きでショーパブで働いているという二面性を持つ女性を見事に演じ切っていたと思います。
真面目な表情でハーレクインロマンスの官能的なシーンを朗読したり、ミュージカルではセクシーなコスチュームを身に着けての激しいダンスを披露してくれたりと、お色気キャラとしての側面も強かったですね。
しかしこんな可愛い女優さんに
肉棒だの愛撫だのと言わせる剛志さんの人徳ってやっぱ凄ぇなぁ、と感心した。(爆
・斎藤彩夏さん:
斎藤さんの役はズバリ「アホの子」これに尽きるでしょう。
お馬鹿なんだけど、何というかそこに居るだけで和んでしまう、そんな愛らしいキャラクターと言いますか。(何か説明になってないような:苦笑)
ただ
度が過ぎて桐本さんが何度か堪えられなくなってた場面があったけど。(笑
ミュージカルでは、メイド服を着て特技のタップダンスを見せてくれました。やー、ホント可愛かったですよ。マジで。
・水田わさびさん:
水田さんはクラスの担任役…なんですが、ほとんどド×××ん(自主検閲:笑)のネタに終始してたような感があります。
桐本さんがジャンプネタを振ったのに対して
「コロコロコミックでは無いのか」と返したり、英語の授業中
あの声で「ヘリコプター」と発音したりと、今思えば著作権スレスレだったよなぁ。
つか、剛志さんも
「水田さんごめんなさい!!」って謝ってたし。(笑
ミュージカルでの三味線の演奏には個人的に度肝を抜かれました。や、演奏も上手いし何より雰囲気があまりにハマッていたもので…。
・野島裕史さん:
野島のお兄ちゃんの役どころは、典型的な「いじめられっ子」。
何事にも無気力で、いつも寝てばかりいるのですが、(名塚さんのエロ朗読に対して)
「パンツが若干湿っております」のような、時折思い出したように発せられる台詞が爆笑ものでした。
キャラ設定では21歳、ということを桐本さんにツッコまれて
「いいんだよ。童顔だから」と切り返すところにも吹いた。あと
名前を良く「ゆうじ」に間違えられるのにも。(笑
ミュージカルでは趣味であるピアノを演奏。とても趣味でやってるとは思えないほどの上手さに聴き入ってしまいましたよ。
・宮澤正さん:
定年退職したダメ親父の役で、野島のお兄ちゃんと親子という設定。
「遊戯王」の武藤双六そのまんまの雰囲気で親父ギャグやノリツッコミをするあたりにギャップを感じてワロタ。
ミュージカルでは、何とローラースケートを履いての機敏な動きを披露。つか光GENJI世代って明らかに年代違ってるし。(笑
余談ですが、千秋楽の挨拶で剛志さんが再演の話題(後述)を出してた時、
「(次があるなら)ひょっとしてお亡くなりになってるかもしれない」とか言われてて吹いた。
酷いよ座長。(笑
・桐本琢也さん:
剛志さんがブログ上で
「話の筋を背負う事の出来る力のある役者が必要」ということを申しておりましたが、桐本さんはまさにその司令塔に相応しい役柄だったと思います。
他のキャストのボケに対するノリツッコミや混沌とした状況でのまとめ役等、アクの強い「小山剛志ワールド」における
唯一の良心とでも言えば良いでしょうか。(笑
しかしキャラとしては
38歳の不良なんだよなぁ。(笑 そのギャップもまた面白いところでありましたが。
ミュージカルでは、ピエロの格好でパントマイム→ヒーローのコスチュームに着替えてコーラスという、これまた大変な役割を見事演じ切っておりました。
・朴璐美さん:
谷山紀章さんとのWキャストで、プライドの高いアニソンの貴公子を熱演。
幕間でのライブでは、剛志さんの即興による
「鋼の錬金術師のテーマ」に合わせて練成のポーズ(手を叩くアレ)を取ったり、∀ガンダム繋がりで
ロラン・セアックとフィル・アッカマンの掛け合いをやってくれたりと内輪ネタが多かったです。(笑
・谷山紀章さん:
個人的に今回のMVPは、谷山さんではないかと思っています。
とても初舞台とは思えない程の立ち回り、特に幕間でのミニライブでは
座長が企画したはずのコーナーに次々と注文をつけるほどの傍若無人ぶりを発揮。
というかもはや掛け合い漫才のレベル。(笑
現役のバンドマンだけあって、歌唱力についてはピカイチ。特に「千の風になって」を歌った時のビブラートに惚れた。
・浪川大輔さん:
個人的に今回の敢闘賞。(笑
バスローブを羽織り、手にはワインと葉巻を持った優雅な佇まいは
まさに「キモイ」の一言に尽きます。
何せ(芝居の進行上とはいえ)
「見ていられないから」と映像を途中で切られてしまうくらいでしたからねぇ。(笑
そうそう、音楽の王で「音王(おんおう)」というキャラだったためか、
今回歌も披露してくれました。皆爆笑してた。酷いよ皆。(含む自分:笑)
・小山剛志さん:
我らが座長。
役どころとしては熱血教師、スクールウォーズでいうところの山下信司のポジション。
そして要所要所で座長の特権を振りかざす、そして話のコシを折る。(笑
今回、
座長の特権で自らのミニライブを幕間に挟むという、私物化も良いとこの企画を平然とやってのける。そこにシビレル!憧れるゥ!!(それはもういい
ちなみにセットリストは「ひげ独身のテーマ」「真・うたわれるもののテーマ」の2曲のみ。残りはほぼ即興の歌。(笑
谷山さんの回では、
本人+観客からのリクエストでGRANRODEOの「慟哭ノ雨」「ケンゼンな本能」「Go For It!」の3曲を即興のアレンジで弾かされる。(笑
ですが締めるところはきちんと締めるあたりは、流石座長の貫禄といったところか。
いじめられっ子の野島兄に対して「これだけは人に負けないっていう武器を持て」って台詞を言う場面とか、心にずっしり響いた。
そして千秋楽の最後の挨拶の時、感無量のあまりに流したあの涙。自分は一生忘れません。
きっと剛志さんは沢山のお客さんに喜んでもらえて嬉しかったんだと思うんです。あの時の役者と観客の一体感は、確かなものでしたから。
・終わりに:
千秋楽での挨拶にて、剛志さんが
「僕は再演は滅多にやらない人だけど、この思い出深い公演は何年か後でも良いんでまたやりたい」って言ってました。
そして
「思い出作りとして会場に(録画用の)ビデオを設置してたんですけど、機会があればDVDで皆様に提供出来れば」とも。
それほどまでに、今回の舞台は観客・出演者、そして何より剛志さんにとっては感慨深いものとなったからこそ、剛志さんにそう決心させたのだと思います。
今はただ、楽しい時間を提供してもらった座長に、精一杯の感謝を。
そして一観客として、願わくば今回の公演がいつまでも忘れられないものとなりますよう。
…とまぁ、堅苦しい&まとまりのない文書になってしまって申し訳無いです。
自分の言葉で精一杯伝えよう、とは思ったものの、何だか上手い言葉が見つからなくて…。(汗
それほどまでに、今回の公演は自分にとっても思い出深いものとなりました。
KOYA・MAPとしての公演があるなら、また予定を空けて観に行きたいと思います。
<以下10/11追記>
各所の感想を見ていたんですが、どうやら千秋楽には釘宮理恵さん、豊口めぐみさん、鳥海浩輔さんが観に来ていたようですね。
全然気づかんかった…。 orz
撮影な日。(大原省10/6の日記)
大原さやかさん、水沢史絵さん、松来未祐さんらの「チームロミジュリ」も、10/6の夜の部を観劇していた模様。
あと
掲示板には、同じ日に桐井大介さんが居たという情報なんかもあってワロタ。
「喝采」関連スレッド(mixi内コミュニティ)
> 4日は、「チームドラえもん」の皆様と、うたわれ一家の方がお一人いらっしゃってましたね。
Sugeeee。関智一さんとか、かかずゆみさんとかも観に来てたんですか。