英数行

EPSシステム

アンティリアにおいて使用されているエネルギー供給システム。
全ての民間飛行体は、コロニー両端に設置されているアンテナより、マイクロウェーブの形で一元的にエネルギーの供給を受ける。

HBC(=Hellespontus BroadCasting)

ユキトウの父親であるタカヒロが経営する会社「タイド・カンパニー」が抱える子会社の内の一つであり、ヘレスポントス最大の放送局。
(某北海道のローカル放送局ではない(笑))

BISメンバーはHBCを通じ、ゼフィルスの不正を火星全土に中継しようとした。

I.D.Oマインドフローシステム

「脳とメタトロンの親和性」を元にゼフィルスが開発したシステム。
その原理は微弱な特殊電流をフレームランナーの体内に流し、これをリーダーとして脳の運動野へのインタラクティブなチャンネルを形成、OFの内壁に仕込んだメタトロン素子による疑似ニューロン回路でこれを受信して直接機体をコントロールするというもの。
つまり、フレームランナーは「どうしたいか?」と思考するだけでOFを操縦することが可能となる。

L1

地球と月を結ぶ直線上にあるラグランジュ・ポイント。
月面への玄関口となっているが、月面開発が事実上終了している現在は利用者が少ない。約250基のコロニーに2億3,000万人が生活している。

L2

地球と月を結ぶ直線上の、月の向こう側にあるラグランジュ・ポイント。
300基以上のウーレンベックカタパルトが稼動しており、一種の港町として栄えている。地球圏と火星圏や木星圏との往来にはL2のカタパルトを利用するのが一般的な手段となっている。

L3

地球を中心として月と点対称の位置にあるラグランジュ・ポイント。
現在のところL3にコロニー群はないが、増加の一途を辿る地球の人口に対応すべく開発が進められている。

L4,L5

地球と月を結んだ直線を一辺とする正三角形の頂点に位置するラグランジュ・ポイント。
各々に約1,000基のコロニー群があり、合計18億人が居住する。宇宙施設で生活する人々のベッドタウンとも言うべき場所。

LEV(レヴ)

Laborious Extra-Orbital Vehicle(軌道外作業機械)の略称。惑星開拓や鉱石の採掘、コロニーの建設などの目的で開発された有人作業用ロボット。

N.U.T.(ネレイダム・ユニバーサル・テクノロジー)社

21世紀初頭より宇宙開発事業に参入していたコングロマリット(複合企業体)。
LEV開発の最大手メーカーであり、OFの開発元でもある。現在は火星のネレイダム・カウンティに本社を置く。

略称のN.U.T.(ニュート)は、エジプト神話における天空神の名。イシスの母親にあたる人物とされる。

SG7(サルガッソー7番地)

火星の低軌道上に存在する空域のコード名。
その実体は「スペースゴミ溜め(Space Garbage)」、産業廃棄物の不法投棄所。その性格上、落下焼却の困難な素材が多い。
ジェイムズ達が火星への再突入カプセルを造る際に材料を回収した場所。

SSA(セルフ・サポーティング・アーマー)

OFの装甲に使われているメタトロン関連技術。
メタトロンを基調としたハイブリッド多層積層高分子体で、表面を指で押せばへこむ程の弾力性を持ちながら、衝撃に対してはセラミックを越える硬度を持つ。
また、破損時も適度なエネルギーとメタトロン鉱石を外部から供給してやることで自己修復する。

VR訓練

仮想空間を使用した模擬訓練。