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バーストアタック

OFが一時的に機体の出力を上げて放つ強力な攻撃のこと。

バーストランス

ドロレス(イシス)及びハトールに装備されている対要塞戦用兵器。
ドロレス(イシス)は胸のベスト状の部分、ハトールは両脚の翼の部分が変形し、強力な粒子砲となる。
出力の調整が可能で、最小で電子レンジ程度の大きさまで絞り込むことができる。
(そのためジェイムズは「電子レンジ砲」と呼んでいる…ってそのまんまじゃん(笑))

バウンダー

高密度に圧縮されたエネルギーの塊を射出する兵器。
弾は地形に当たるとバウンドし、再度敵機目がけて飛んで行く。射出角度によっては死角から飛んでくることもあり、脅威となるであろう。
破壊力も高く、ゲイザー同様地形の多い場面で活躍する。

バフラム

火星のバシリア・カウンティに住むマーシャン達が編成した反地球的急進派軍事組織の名称。
対地球兵器としてOFの研究開発を行っている。

バフラムとは、古代アフガニスタンのゾロアスター教における戦いと勝利の女神の名であり、マルスと同じく火星そのものを意味する。
またバシリア・カウンティの北方には、バフラムという名の峡谷も存在している。

ハルバード

前方に長く伸びる大出力のレーザー砲。その巨大な光刃は、まさしく「重装の槍」と呼ぶに相応しい。
火力は凄まじいものがあるのだが、反面発射時の反動が大きく機体の出力の大部分を姿勢制御に傾けなくてはならない。
このため機体のリアクションは光刃を振り回すくらいが精一杯といったところであり、使用には細心の注意を要する。

反地球同盟BIS(=Born In Space)

デクスンをリーダーとして設立された、レジスタンスグループの名称。
複雑な構造を持つ地下坑道の内部にアジトを持っており、「ロビン財団」のバックアップの元に活動を続けている。

正式名称の「Born In Space」は英語で「宇宙生まれ」を意味し、デクスンが全てのエンダーに対して平等な時代が来ることを願って付けた名前である。

ハンディPC

ルイーズがケイジに手渡したモバイル機。
小型ではあるが動画再生機能を持つ最新式で、このクラスとしては最大クラスの記憶容量を持つ。

パンドラ・フレッダム

ヘレスポントス内にある地名。スフィアが存在し、そこにシミル達の育った孤児院がある。

ファランクス

針状のエネルギー弾を連射する兵器。
拡散したエネルギー弾は広範囲の敵を巻き込み、行動を大幅に制限する。
また一点集中により威力を高めることも可能。状況や目的に応じて的確な使用が望まれる。

フォノンメーザー

超音波メーザー(Microwave Amplification by Stimulated Emission of Radiation=誘導放射によるマイクロ波増幅)を照射して、対象物の分子を振動させ、温度を上げて焼き切ったり砕いたりする道具。表面だけでなく、内部に直接ダメージを与えることができる。
本来は地質調査や土木作業に用いられるが、酸素工場を占拠したテロリスト達が使っていたシー・ファントマには戦闘用に改造したものが搭載されている。水中での音の伝播速度は空気中の5倍に達するため、極めて有効な兵器となるはずだが、ドロレスにとっては「体の中がもぞもぞする」程度でしかなかったようである。

フォボス・ステーション

ダイモス・ステーションと同時期に開発が始まった、火星の第一衛星・フォボスを改造して建設中である宇宙港。
これまで当座の資金と宇宙港としての利便性の問題からダイモス・ステーションの開発が優先されてきたが、火星の人口増加に伴うキャパシティの限界が近いことから、近年急ピッチで再開発が進められている。
中心部にはウーレンベック・カタパルトが建設され、完成すれば太陽系でも最大規模のものとなる予定。その開口部は、赤道上をベルト状にして取り巻くダイモスとは異なり、両極上に設置されている。

その正体はバフラムの独裁を決定付ける軍事要塞「アーマーン」そのものである。

フレームランナー

OFの操縦者のことを指す言葉。

フローティング・マイン

実弾兵器の一つであり、その名の通りの物理衝撃系浮遊機雷。
その場に射出された機雷は、対象に触れると周辺の敵をも巻き込む広範囲の爆発を起こす。
また目標への投擲などで物理的な衝撃を与えてやることでも爆破が可能であり、その戦術性は非常に柔軟かつ幅広い。

ベクターキャノン

アーマーン突入の鍵を握ると言われている、人型兵器専用の大型ビームキャノン砲。
普段はパーツ単位でベクタートラップ内に格納されており、発射時に各パーツがジェフティの身体を覆うように合体、巨大な砲身を形成する。
メタトロンの空間圧縮特性により高密度に圧縮されたエネルギー波を放出することが可能で、圧縮空間による質量の断層をも貫通するほどの破壊力を持つ。
だがその余りに凄まじい破壊力ゆえ発射時の反動も大きく、本来浮遊しているジェフティが脚を接地したうえで砲身から伸びるワイヤー式のランディングギア「アイゼン」(ドイツ語で「鉄」の意)を地面に打ち込み、機体を固定せねばならないほどである。
また発射に要するエネルギーの充填時間が長く、連射が不可能なのも弱点。

連合宇宙軍のエイトヘッド小隊がバフラムから奪取し、テイパーがこの兵器の護衛及び接収の任務を帯びていた。
ネフティスの襲撃により一度はバフラムに奪回されるものの、ジェフティの手により再び回収され、地下要塞への突入口を開くのに利用された。

ベクタートラップ

空間圧縮効果を利用し、その指向性をコントロールすることで圧縮空間を封じ込め、カーゴベイとして利用するというメタトロン関連技術の一つ。
機動兵器のオプション兵装や弾薬の格納庫としての利用が見込まれているが、格納した荷物の質量は変わらず、また大量の電力を消費するため、実装はごく一部のOFのみに限られているのが実状である。
応用範囲は広く、光線兵器を逸らすシールドや、耐G緩衝機構、ステルスシステムの一種にも、この研究からスピンオフした技術が使われている。これらを端的に実践しているのがアンティリアで開発された新型OF・アヌビスである。

ヘレスポントス・カウンティ

火星に16あるカウンティのうちの一つ。
南北にヘレスポントス山脈が横切り、西側は砂漠になっているため余り開発は進んでいない州と言える。
東側はヘラス海に面しているため、人口はそこに集中している。

ポーター

ベクタートラップを用いて、空間上に物体を隠すために設置された専用機器をポーター(番犬)と呼ぶ。

ホーミングミサイル

追尾能力を持つミサイルを射出する実弾兵器の一つ。
一般的にOFが用いるものは「サイドワインダー」などと呼ばれるものとは異なり、ヒレのような形状を持つことで空気抵抗を低減している。
弾速や敵機への誘導能力にも優れた、まさに万能の兵器といえる。
発射する弾数を調整することも可能で、多数の敵に囲まれた時において効果を発揮する。